居場所

俺の居場所はお前の傍
お前の居場所も俺の傍だと良いのにな

きっと違うんだろうな

「サスケェー!今日も泊まってって良いかってば?」
可愛らしく首を傾げて聞いてくるのは木の葉のアイドル、うずまきナルト。最近サスケの家に入り浸っている。と言うか泊まっている。
「・・・良いぜ、別に。」
サスケの答に喜ぶと、準備してくる、と言って自分の家へと走って行ってしまった。

二人は恋人同士。
色々な障害があったサスケ。
カカシのわざとらしい邪魔な行動、シカマルのさり気ないナルトへのアピール、シノの大人らしい行動、ヒナタの何気ない積極的な行動、ネジのストーカー、我愛羅との戦い、ハヤテとの戦いなど。
それを繰り広げて、やっとナルトを手に入れたのだ。
あの時の感動は何時になっても忘れられない。

「ほら、早くしろよ。」
そう言いつつも、何気なく手伝ってくれるサスケ。
「おぅっw」
何気ないサスケの優しさが好き。
ナルトはそんな事を思いながら準備をしていた。

「今日は何泊にしよっかなーw」
サスケと歩く其の足は楽しそうに動いている。
「俺は何泊でも良いぜ。」
サスケは何気なく零すが、ナルトにとってはかなり嬉しい発言。
「馬路かってばよ!?うっしゃーwサスケんち行くの楽しみだってば~♪」
そう言うと、サスケを置いて走り始める。
「お、おい!」
当然サスケは慌てる。
ナルトを追いかけるサスケ。


其の日は楽しかった。
意外にナルトは料理が上手く、サスケと互角。
其の後は適当に過していた。
ナルトはサスケの家にもう何度も泊まっているというのに、この楽しさは抜けないらしい。

ナルトが規則正しい呼吸をしながら寝る時、サスケはまだ起きていた。

「俺の居場所はお前の傍だ。
・・・なんて、言えたらどんなに良いだろうな。」
ナルトを一瞬見、サスケが呟く。
「ナルト、お前の居場所は何処だ・・・?」
暗闇でも目立つナルトの金髪をサスケが優しい仕種で撫でる。
太陽のような明るい金色の髪が小さく揺れた。

「・・・俺の居場所はないってばよ。」
突然の言葉に、サスケは驚き、髪を撫でる仕種を止める。
それと同時に、ナルトの言葉が刺さる。
"居場所がない"?
・・・俺は、ナルトの孤独を癒しきれてなかったのか・・・?

「でも、安心できる場所はあるってば。」
「ナルト・・・?」
ナルトが起きだし、空のような青い瞳を真直ぐサスケに向ける。

「サスケの傍が、一番安心だってば。・・・幸せ・・・だってば。」
語尾がだんだん小さくなっていく。それでもサスケはしっかりと聞いた。
「ナルト・・・。」

頬が熱いのは自分でも分かった。
だが今はそんな事気にしていられない。

「ナルト、好きだ・・・。」
「サスケ、俺も好きだってばよw」

夜中、満月が見守る中、抱き合う二人が居た。


後書と言う名の言訳
緋河:☆★ちぃ★☆サマへ捧げます!キリ番GETおめでとう御座います☆
サス:リクエストの方も感謝する。
緋河:番号は・・・残念ながら不明です。(涙)
サス:リクエストは「ナルトとサスケの小説」だったが・・・。
緋河:ん?
サス:随分遅いな。何故同人なんだ?
緋河:痛いところ二つも突かないで☆うぅ、御免なさいっ;!
サス:今回楽しかったところ。
緋河:サスケの優しい仕種かなw後はナルトの口調とかですか。
サス:難しかったところ。
緋河:サスケの口調。案外普通(どういう意味)だから逆に難しかった;
サス:そうか。・・・さて。
緋河:はい?
サス:俺はお前を始末しなければならないという任務がある。
緋河:∑!?そんな任務ナイよ!
サス:黙れ。サッサとやられろ。獅子連弾!!
緋河:うわー!!

ナル:こんな駄文だけど見捨てないでやってくれってば;
此処まで読んでくれて有難うってば☆
感想があればBBSかメールでお願いしますってば!管理人が泣いて喜ぶってばよ☆





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